パロマというのは本当にひどい会社だと思う。まずパロマのホームページを見てください。ワード検索「パロマ」でアクセスすると事故の機器警告のページが出る。これも事故後かなり経ってからできた。そのあと通常ページに入ると、今だに安全製品の広告だ。事故については、これまでの事故機の判明数を載せているだけで、事故についてのコメントや事故調査等の経過報告はない。非上場の会社だから、今流行のCSRも関係ないとばかりにないし、まるで個人が無料サイトで解説したようなそっけないホームページなのだ。いや名古屋風けち臭さが出ているといったらよいか。これが資本金800億円近くの大会社の情報発信の感覚なのだろうか。
事故発覚当初の悪いのは間違った使い方をした奴だとの姿勢がいまも変わっていないから、こんなホームページでいられるのだ。
2番目に組織の不透明性。事故後元役員から取締役会など開催されたことがないとか、元品質管理部長が、初期機器でははんだ溶接部分に問題があった等の発言がなされた。こうした内部告発にも似た発言がされるのを見てもかなり風通しの悪い組織なのが窺える。
第3にお家意識。事故後すぐに今回の事故の責任はパロマ(企画、販売を担当)ではなく、製造のパロマ工業にあるとして工業会長の小林某は辞任した。しかし、実態は(株)パロマが全体を統括しているのであり、その責任者、社長は小林弘明パロマ社長なのだ。その小林弘明とはパロマ工業の会長小林の息子である。
息子に災禍が及び社長辞任にでもなったら大変とばかり、親父の会長は自分からあっさり身を引いたのである。おそらくこれで一件落着と考えたのであろう。以後息子に万が一のことが合っては大変と対応は会長(1回ぐらい社長が出てきたか?)、遺族への謝りは副社長以下である。
要は大切なのは、安全な製品を売ったり、危険を一刻も早く回避することではなく、お家の安泰なのである。どこか視点がずれている。HPにCSR(企業の社会的責任)のページやそれに近いことも述べられていない。ただただ自社の製品への過信だけがある会社なのだろう。
こんな会社許していいはずがない。遺族は徹底的に戦い、マスコミは徹底的に糾弾しなければならない。そうでなければ、この事件で亡くなった方、首を切られたパートの方々に申し訳が無い。


by 星野明子
TBS-協栄マフィアライン